お祭り初心者必見!腹掛の正しい着方と選び方!

大阪府堺市にある株式会社アイチでは、実店舗の祭館(まつりかん)と、インターネット通販のお祭り用品.com(ドットコム)、という2つの形でお祭り用品を販売しています。毎年夏が来ると、『もうすぐ祭りだ』とソワソワしているお客様につられて、お店もスタッフもテンションが上がっていきます。

祭館で接客をしていると、祭衣裳の着方に困っていらっしゃる姿をよく見かけます。腹掛を持ったままどう着るのか困惑している方、地下足袋のコハゼを上から留めようと苦戦している方、股引の前後を間違えて履いている方などなど…。店舗でこんなに見かけるならば、ご自宅で困っている方も大勢いるだろう!と思い、今回は腹掛の正しい着方と、アイテムを選ぶ時のポイントをご紹介します!!!

 

腹掛とは?

全国的に一番通っている名前が『腹掛』ですが地域ごと、また商品によっていろいろな呼ばれ方をしています。「どんぶり」「胸当て」「江戸腹」「寸胴」…。私はお客様から真顔で「お祭りエプロン下さい」と言われた事がありました。腹掛だとすぐにピンっと来ましたが、面白いなぁと思いました。あ!話がそれていますね(笑)。

で、その腹掛ですが、江戸時代から昭和初期まで職人の必需品として作業着に使われていました。おなかの部分に“どんぶり”と呼ばれていた袋があった事から、腹掛自体を今でも「どんぶり」を呼ぶ所があります。腹掛は、紐を締めないと脱げてしまう衣類(着物など)が主流だった時代に、赤ちゃんのおなかが冷えない様に巻く物だったようです。そこから庶民の作業服として利用され、祭の衣裳にもなっていきました。

 

腹掛の着方

メーカーやアイテムによっても若干違うので、当店で扱っている商品でご案内します。基本的には、肩から背中にかけて×になる様に肩紐をたすき掛けします。※もともとたすき掛けにして脇の部分を縫い付けてあるタイプがほとんどです。

腰の紐を一度後ろへ回し、交差して前に持ってきます。腹掛の内側に紐が来るようにして結びます。この時、首元があまりにも開く様なら肩紐をつまんで縫い付けて下さい。※首元から鯉口シャツが出るくらいゆるい場合は腹掛が大きいので肩紐の調節をおすすめします。

 

腹掛の種類

当店では3種類の形を取り扱っています。

ノーマルタイプ

肩紐が脇で固定されている一般的な形の腹掛。ピッタリとフィットし、ズレたり外れたりしにくいタイプ。種類も多く、柄物やカラーの商品もあります。

脇下固定タイプはこちらから

 

ボタン調節タイプ

肩紐をボタンで脇に留めるタイプ。ボタン位置をずらす事で紐の長さを調節できます。他の腹掛と違って、胸前の生地が幅広くなっているので、胸元を気にされる方や女性におすすめです。また、素肌で腹掛のみを着用する場合でも、トップが隠れるので視線が気になりません。

ボタン調節タイプはこちらから

 

ひも調節タイプ

肩紐を脇にあるループに通してエプロンの様にたすき掛けにして結ぶタイプ。肩紐を引っ張るだけでサイズ調節出来るので、お子様や成長期の方にオススメです。少し体格が変化しても、肩紐の調節で自在に合わせられるので、他の腹掛に比べると長く着られて経済的です。※ボタン調節タイプとひも調節タイプは、前のたれの丈が少し短い目となります。(関西向き)

ひも調節タイプはこちらから

 

 

腹掛のサイズの選び方

腹掛のサイズはとても選びにくいです。肩紐が縫い付けてある商品がほとんどなので、まず、頭を通した後に肩が入るか?という所が問題になります。

サイズを詳しく測れたら、左の鎖骨から右の脇下までが何センチあるのか見て下さい。その長さに合う商品を探すか。一番近い一つ上のサイズで肩紐の調節を行って下さい。

 

まとめ:お祭り衣裳ピッタリサイズをチョイスする!

粋な着こなしをするためにも、ピッタリサイズを選んで購入して下さい。着こなしには着方も大切ですが、着慣れる事も重要です。数回着るうちに段々と様になっていきます。今年もお祭り衣裳でバッチリ決めて、年に一度の晴れ舞台を満喫して下さい!

腹掛一覧はこちらから

 

株式会社アイチが運営するインターネット販売専門のお祭り用品.comでは、お客様のお悩み・お問い合わせにも出来る限り丁寧にお答え致します。お祭り衣裳を選ぶ際に何か疑問があれば、いつでもお気軽にご連絡下さい。