革底?アメ底?失敗しない雪駄の選び方と粋な履き方!

大阪府堺市にある株式会社アイチでは、実店舗の祭館(まつりかん)と、インターネット通販のお祭り用品.com(ドットコム)、という2つの形でお祭り用品を販売しています。毎年夏が来ると、『もうすぐ祭りだ』とソワソワしているお客様につられて、お店もスタッフもテンションが上がっていきます。

今回は履物の中でも『雪駄』についてご紹介したいと思います。

 

『雪駄』とはどんな履物?

千利休が考案したとも言われる雪駄は、表が竹皮・草(籐など)で編まれていて、同様の材質で何層か重ね、裏に牛革などを張り、かかとに金具をつけている物です。その板の様な物に鼻緒を付けて履けるようにしてあります。

近年使用されている「雪駄」は、上記の様な伝統的な雪駄をより扱いやすく、より機能的に進化させ、用途に合わせて材質を選べるようになっています。

 

底材の種類と違い

◆革底雪駄

昔からある、伝統的な雪駄です。革底の雪駄は他の底材に比べると通気性が良く、高級感があります。水に弱く、雨の日や路面が濡れている場所で使用すると傷んでしまうので、履いていく場所を選んで下さい。滑りやすい所もデメリットではありますが、足元のオシャレにこだわる方やフォーマルな場へ履いて行かれるには最適の商品です。

履かれた後のお手入れは入念に行って下さい。

革底雪駄一覧はこちらから

◆サンド底雪駄

サンド底の最大の特徴は、他の雪駄に比べて圧倒的に軽い事です。分厚い台になっているのでクッション性もあり、長時間履いていても疲れません。素材が柔らかいサンド底はフローリングなどにも優しいので、室内履きとしてもおすすめです。柔らかいという事は砂利道などで使用すると石がめり込むなど、消耗しやすい素材となります。

お祭りなどで使用されるのであれば、どんな場所で履く事になるか確認される方が良いかもしれません。

サンド底雪駄一覧はこちらから

◆アメ底雪駄

少し厚みのある雪駄となります。底があめゴムで覆われているので、滑りにくくなります。サンド底と違い、丈夫な素材なので砂利を踏んでもめり込みません。神社仏閣の境内地や、舗装されていない道などの砂利が多い所で使用しても長持ちし易くなります。また濡れた所でも比較的滑りにくいので、水場の作業をされる方や調理場で履かれる方に向いています。

天候に関わらず履ける、また履く場所を選ばない点で日常的に使用される方におすすめです。

アメ底雪駄一覧はこちらから

◆ライト底雪駄

革底の代わりに発泡樹脂を使い、外見が一番本物の雪駄に近い作りになっています。革底の雪駄は水を吸うと傷むので、履く日の天候や場所を選ぶ事になります。また、高価な商品でもあるので、その代替品としてご利用頂くにはライト底がおすすめです。軽装履きの中では見栄えのする履物ですので、一足持っていると良いと思います。ただし、他の雪駄よりも底が薄いのでクッション性は劣ります。

薄さは『かさばらない』というメリットとも言えます。持ち運びにはとても便利なので、出先で着替える場合などは重宝します。

ライト底雪駄一覧はこちらから

◆ウレタン底雪駄

ウレタンは摩耗に強く底が減りにくいので、ウレタン底の雪駄はとても丈夫です。水に濡れた場所でも滑りにくいので、水場での作業をする方や調理場などでもよく使われます。ただ、丈夫と言っても一定期間が経過すると劣化するので、お祭りなどの様にたまにしか履かないで長期間保管するような方には向きません。

常日頃から履くのであれば、他の雪駄よりも丈夫でおすすめです。また適度な厚みと硬さがあるので、歩く際の衝撃を吸収してくれます。

ウレタン底雪駄一覧はこちらから

◆タイヤ底雪駄

タイヤ底と言うだけあって、雨の日の濡れた場所や砂利道でも滑りにくいのが特徴です。水場で使用する場合や、滑りやすい場所で履かれるには最適です。天候や履く場所に左右されない耐久性と実用性があるので、お祭りでもよく使用されています。

タイヤ底雪駄一覧はこちらから

 

雪駄の粋な履き方

雪駄を履く際はかかとが1~3cmくらい出るのが“粋”と言われます。普段履いている靴よりも若干小さめのサイズを選んで下さいね。かかとを出して歩くので、バランスを崩したり、かかとが痛くなる場合があります。出来れば試着させてもらって、歩いてみてから購入しましょう。

つま先に鼻緒が引っかかるくらいに浅く履いて、かかとを多めに出して歩くと粋な感じになります。また反対に、つま先をグッと前に詰めて深く履き、かかとを少なめに出すと控えめで上品な印象になります。同じ雪駄でも履き方で雰囲気を変えられるので、場に応じた装いと着こなしをして下さい。

 

雪駄のお手入れ方法

雪駄は靴の様に足が接する部分に覆う物が無いので、土台や鼻緒が劣化しやすい、色落ちしやすい商品になります。水分に弱い物も多いので、履いた後はキチンとお手入れをして保管して下さい。外出した後の泥汚れの他にも、飲食店などでは油や調味料なども付着すると思います。汚れをそのままにしないで水を絞った雑巾で拭き取り、日陰でしっかりと乾燥させてください。

特に革底は水分での傷みが激しいので、濡れてしまった場合は必ず乾かしてから収納して下さい。新聞紙に巻いたり、乾燥材を入れておくと良いと思います。

ウレタン底やサンド底などの雪駄は、使用した後に長期間履かずに放置すると、劣化してボロボロと崩れてしまう恐れがあります。安価な商品の場合は良いですが、中にはそこそこの値段の商品もあるので、日常的に使用しない場合は素材を選んで購入する事をおすすめします。

 

まとめ:用途に合わせた商品を選ぶ事!

雪駄はデリケートな履物です。どんな場所でどのような使い方をするのかで向き不向きがあります。用途に合わない雪駄を購入してしまうと、必要以上に雪駄を劣化させてしまうので、値段だけでなく、『どんな素材を使用しているか』も商品選びのポイントとして参考にして下さい!

雪駄一覧はこちらから

 

株式会社アイチが運営するインターネット販売専門のお祭り用品.comでは、お客様のお悩み・お問い合わせにも出来る限り丁寧にお答え致します。お祭り衣裳を選ぶ際に何か疑問があれば、いつでもお気軽にご連絡下さい。