大阪府堺市にある株式会社アイチでは、実店舗の祭館(まつりかん)と、インターネット通販のお祭り用品.com(ドットコム)、という2つの形でお祭り用品を販売しています。毎年夏が来ると、『もうすぐ祭りだ』とソワソワしているお客様につられて、お店もスタッフもテンションが上がっていきます。
日常的に使用している靴と違って、お祭りの時にしか履かない雪駄。サイズ選びや歩き方に困っていませんか?ここでは雪駄のサイズの選び方を中心に、お客様からお問い合わせをいただいた事などをまとめてご紹介します!
そもそも雪駄とは?
そもそも雪駄とは、草履の中の一つの種類です。表に革や合成皮革、タタミなどを使用していて、底には革が張ってあり、鼻緒が付いている『草履』。その中でも表と底の間の部分『重ね芯』の枚数が少ない物を特別に『雪駄』と呼びます。かかとに金具が付いていて、歩くたびに音がする履物です。
近年、一般的に『雪駄』と言う場合は、『軽装草履』と呼ばれる上記に当てはまらない草履も含まれている為、分かりやすいイメージでいくと『和装の男性が履いている底の薄い履物=雪駄』という感じでしょうか。
雪駄のサイズの選び方
雪駄を履く際はかかとが1~3cmくらい出るのが“粋”と言われます。サイズは雪駄自体の実寸を測っている事が多いので、自分の足のサイズよりも少し小さいサイズを選んで下さい。
かかとを出して歩くので、バランスを崩したり、かかとが痛くなる場合があります。出来れば一度試着させてもらって、歩いてみてから購入しましょう。
つま先に鼻緒が引っかかる程度に浅く履いて、かかとを多めに出して歩くと粋な感じになります。また反対に、つま先をグッと前に詰めて深く履き、かかとを少なめに出すと控えめで上品な印象になります。同じ雪駄でも履き方で雰囲気を変えられるので、場に応じた装いと着こなしをして下さい。
雪駄で美しく歩くには?
洋服を着ていてオシャレとして雪駄を履く場合は、そんなに気にしなくても良いと思いますが、着物や浴衣の様に大股で歩けない場合は歩き方を気にして下さい。どちらかと言うと、常に足が前に出る様に歩くと足を痛めにくいです。蹴りだすイメージでしょうか。
靴を履いている時の様に、かかとから踏み込み、体重を前に移動させ、足を後ろに残し、かかとを上げて足首を返す感じで歩いてしまうとすぐに足が疲れます。それに雪駄が足の裏に当たってペチペチします。
女性は歩幅を狭くして、重心をつま先に持っていき、スススっとお上品に静かに歩いて下さいね。軽く雪駄を引きずるように歩くと、鼻緒で指の間が擦れてしまうのも緩和されます。でもズリズリ引きずって歩くのはアウトです!
雪駄のお手入れ方法
雪駄は靴の様に足が接する部分に覆う物が無いので、土台や鼻緒が劣化しやすい、色落ちしやすい商品になります。水分に弱い物も多いので、履いた後はキチンとお手入れをして保管して下さい。
外出した後の泥汚れの他にも、飲食店などでは油や調味料なども付着すると思います。汚れをそのままにしないで水を絞った雑巾で拭き取り、日陰でしっかりと乾燥させてください。特に革底は水分での傷みが激しいので、濡れてしまった場合は必ず乾かしてから収納して下さい。新聞紙に巻いたり、乾燥材を入れておくと良いと思います。
ウレタン底やサンド底などの雪駄は、使用した後に長期間履かずに放置すると、劣化してボロボロと崩れてしまう恐れがあります。安価な商品の場合は良いですが、中にはそこそこの値段の商品もあるので、日常的に使用しない場合は素材を選んで購入する事をおすすめします。
まとめ:雪駄は少し小さいサイズを選びましょう!
普段なかなか履かない雪駄です。だからこそ、お祭りの時には“粋”に履きこなしたいですよね。かかとが少し出るサイズを選び、パタパタ、ペチペチしない様に、お上品にスススっと歩いて下さいね!
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