大阪府堺市にある株式会社アイチでは、実店舗の祭館(まつりかん)と、インターネット通販のお祭り用品.com(ドットコム)、という2つの形でお祭り用品を販売しています。毎年夏が来ると、『もうすぐ祭りだ』とソワソワしているお客様につられて、お店もスタッフもテンションが上がっていきます。
今回は画面上や写真では分かりづらい『鯉口シャツの生地』について、実際の商品を手元に置きつつ違いをご案内したいと思います。
カタログやホームページ内に『素材:綿100%』と記載があります。同じ綿100%でも生地の織り方で手触りや雰囲気が全く違います。また、柄をプリントしているのか、染めているのかによっても風合いが違います。染織の専門家ではないので詳細な所まではご紹介出来ませんが、実物を見ないと分からない事をお伝え出来たらいいなと思います。
鯉口シャツ選びの参考にしてみて下さいね。
◆◆◆ お祭り衣裳定番の綿100% ◆◆◆
綿100%の生地は汗を良く吸い、肌触りも良くお肌に優しい素材となります。通気性が良く、汗を掻くお祭りには最適の生地です。ただ、他の生地に比べると縮みやすいので、お洗濯される時は少し気を付けて下さい。シワになりやすい性質もあるので、干す時にしっかり伸ばして下さいね。
・平織り
一般的な衣類で一番使われている織り方です。鯉口シャツも平織りがほとんどです。厚みは商品により様々ですが、表面に凹凸がない、真っ直ぐな生地です。パリッとした感じ?
経糸と横糸を交互に織るので丈夫で摩擦に強く、糸が交わる部分に隙間が出来るので、通気性が良く夏には最適です。柄もサイズも豊富なので、たくさんの種類から商品を選んでいただけます。
・変り織
生地を織る時に糸使いや組織などを変えると表面に凹凸ができます。その凹凸により独特な風合いが出ている生地を総称して『変り織』と呼んでいます。
手に取ると表面が少しぼこぼこしています。平織りの商品に比べると高価な物が多くなりますが、変り織の生地は柔らかく感じ、高級感があります。
・手拭生地
綿100%の生地の中でも、肌触りが特に優しく涼しげな生地となります。手拭生地は一度着るとやみつきになるほど肌触りが心地よく、普通の綿生地に比べて吸水性が抜群に良い事が特徴です。
その手拭生地を裏表なくきれいに染め上がる注染(ちゅうせん)染めで色付けしているので、独特の風合いを楽しめる鯉口シャツになっています。注染染めの工程は手作業となるため他の商品よりもかなり高価になりますが、生地、染め、仕立て全てにこだわり手間と時間をかけて作られた鯉口シャツは、きっと気に入って頂けると思います。
購入してすぐの着心地が良いのはもちろんですが、お洗濯を繰り返すうちにさらに手拭生地ならではの良さが増していきます。こだわって作られた品質の良い物が使用され、どんどん色落ちし、くたびれてくるけど、それがまた味わいとなり魅力となるヴィンテージ感、です!!!『こだわって作られた良いもの』を愛する方にオススメです!
◆◆◆ 光沢のあるポリエステル素材 ◆◆◆
高級感を視覚で感じられるポリエステル生地の鯉口シャツは、遠目にも華やかな印象を受けます。ヒラヒラと風に揺れる感じも涼し気で、白で無地の鯉口シャツならばポリエステル素材が一番存在感があります。乾くのが早く、シワにもなりにくいのでお手入れは簡単です。ただし吸水性が悪いので汗かきの方には適していません。
◆◆◆ 汗かきの方に最適の吸汗速乾 ◆◆◆
今や、どんな衣類にも使用されている吸汗速乾生地。汗を良く吸う、乾くのも早い、シワになりにくい、と三拍子揃った機能的な商品です。汗を掻いてもサラッと快適で、ベタつきもありません。お洗濯で伸び縮みもしないので、扱いやすい素材です。ただ、化繊アレルギーのある方や肌の弱い方にはおすすめ出来ません。
まとめ:着る物へのこだわりに応じて商品を選んで下さい。
衣類を選ぶ時のこだわりは人それぞれです。デザイン、着心地、肌触り、値段…。鯉口シャツも様々な種類があり、何に重点を置いて選ぶかで最適の商品が変わります。
生地を変えるだけで理想に近づく事もあります。今まではあまり気にしなかった所かもしれませんが、今後の商品選びの一つのポイントにして下さいね。
株式会社アイチが運営するインターネット販売専門のお祭り用品.comでは、お客様のお悩み・お問い合わせにも出来る限り丁寧にお答え致します。お祭り衣裳を選ぶ際に何か疑問があれば、いつでもお気軽にご連絡下さい。